当協会では、平成5年度から日本語ができないために不自由な生活を強いられている外国人への支援の一環として、日本人に基本的な日本語の指導方法を教える「日本語ボランティア養成講座」を実施してきました。その結果、外国人に日本語をボランティアで教える教室が各地域で開設されるようになり、令和3年4月現在、その団体数は60を超えています。
これらボランティア日本語教室は、学習者の職業や年齢、レベル等がそれぞれ異なるため、当協会が平成10年度から実施してきた「日本語ボランティアレベルアップ講座」だけでは、各教室の講師研修の要望すべてに応えきれなくなってきました。
そこで平成15年度より、県内在住の専門的な知識・経験を持つ日本語教師を「(公財)茨城県国際交流協会日本語教育アドバイザー」として登録し、ボランティア教室全体のレベルアップやその活動の活性化を目指して、依頼のあった団体に直接派遣することにしました。
アドバイザーとして応募するには、
(1)日本語教育能力検定試験合格
(2)日本語教師養成講座(文部科学省ガイドラインの420時間)修了
(3)四年生大学(または大学院)を日本語あるいは日本語教育学主専攻または副専攻で卒業
のいずれかに該当し、且つ日本語を実際に教えた経験があるか、これに準じる資格・経験を持っていることが条件となります。
登録期間は2年で、その後更新も可能です。 |