お知らせ
令和6年度 国際交流・協力ネットワーク会議を開催しました
2024/8/19事業レポート
7月18日(木)、県内の市町村、市町村国際交流協会、民間国際交流・協力団体を対象に、令和6年度国際交流・協力ネットワーク会議が対面形式で開催され、総勢130名の方々が参加しました。
午前の基調講演では、日伯関係の専門家である武蔵大学社会学部教授、アンジェロ・イシ氏が「共生社会の実現には何が必要か ~在日外国人が直面する言葉・心・法の壁~」と題して講演しました。イシ氏は、日系ブラジル人の素顔や本音、日本での外国人住民が抱える「法律の壁」や「心の壁」などを取り上げ、多文化共生社会への発想の転換についてお話いただきました。
午後は3つの分科会に分かれ、各テーマについて事例発表やワークショップが行われました。第1分科会では、外国にルーツを持つ7名をゲストスピーカーとしてお招きし、海外ルーツの視点ならではの日頃の疑問などを共有し、こうしたら誰にとってもよりよい地域になるのではないかとという解決策を参加者と一緒に話し合いました。 第2分科会では、開発途上国の課題解決を通じてSDGsの推進を行っているJICA筑波職員の進行で、SDGsの進捗状況を読み解くアクティビティや「2030年こうなってほしい地域を一緒に考えよう」というテーマでワークショップを行いました。
第3分科会では、地域日本語教育推進員2名がファシリテーターを務め、「やさしい日本語」の誕生背景やその必要性について説明しました。その後、参加者はグループに分かれ、具体的な言い換え方法について一緒に考えるワークショップを実施しました。
この会議が参加した皆さんの今後の活動やネットワークづくりの良い機会となれば幸いです。