お知らせ
世界の料理ミーティング「お米の世界」を開催しました
2025/1/30事業レポート
『(公財)中島記念国際交流財団助成』(独)日本学生支援機構留学生地域交流事業
1月18日(土)、茨城県JA会館内のキッチンスタジオ「クオリテLab」にて「世界の料理ミーティング『お米の世界』」を開催し、中国とウズベキスタン出身の留学生が料理や交流を通じて茨城の農業の魅力や世界とのつながりを体感しました。
今回試食したお米は4種類。常陸大宮市産の有機栽培米「ゆうき凛々」、筑西市産の暑さに強い品種の「にじのきらめき」、新潟県産「魚沼こしひかり」、JICA筑波(国際協力機構筑波センター)に農業技術を学びに開発途上国から来日している研修員が作った「ネリカ米」です。
「ネリカ米」はアフリカの食料事情改善のために高収量のアジア稲と病気や乾燥に強いアフリカ稲を合わせて開発されたお米です。
留学生は「日本のお米と比べて細長い形をしている。」「粘り気が少ないけど美味しい」など、国産米の違いと共に、ネリカ米との食べ比べを楽しみました。
JA茨城県中央会からは米に含まれる糖質成分の比率が変わることで粘り気が変わること、日本では食の西洋化に伴って濃い味のおかずが増えたため、おかずと合って美味しいと感じる品種が増えたことなど説明がありました。またJICA茨城デスクからはネリカ米やJICA筑波の研修事業など紹介し、留学生はお米の魅力や可能性について理解を深めました。
料理では「鳥そぼろ」と「鮭そぼろ」をつくり、おにぎりの具材にして食べました。また、ネリカ米はアフリカでの食べ方をイメージして、アンゴラ料理「チキンムアンバ」(チキンとトマトとピーナッツバターのシチュー)を作りネリカ米にかけて食べました。
「自分で作ったおにぎりはとても美味しい、自分の国でも作って家族や友達にも味わってほしい」「ネリカ米は米だけで食べるより、チキンムアンバをかけた方がずっと美味しい」など感想を言いながら美味しくいただきました。
JAグループ茨城公式YouTubeチャンネルでは料理ミーティングの様子を公開しています。